11月26日に、台湾にとって重要な統一地方選挙「九合一」(9つの選挙を同時に行うの意)選挙の投開票が行われる。 いずれの選挙も、国政に関わる政治家を選ぶ場ではなく、本来なら住民に身近な暮らしの問題を託す地元のリーダーを選ぶ選挙なのだが、習近平の3期目の総書記続投が決まり、「中国の脅威」をどのように台湾有権者が考えているかのリトマス試験紙的役割も果たす意味で注目されている。 また与党に対する満足度が投票結果に表れるとして、現政権、つまり蔡英文執政の成績表的な意味合いも持つ。この選挙で民進党が良い結果を収めると、2024年の総統選挙で、習近平が敵視する民進党政権が勝つ可能性がそれだけ高まるというこ