敬愛する先輩の若林秀樹さん(東京理科大学MOT主任教授)から、前回稿へのお励ましの私信とともに「女子学生比率」、とりわけ東京大学の話題を振っていただきました。 当該案件については長年思うことがあり、今回はこれを取り上げてみたいと思います。 社会では、何の責任も持たない人が「東大はなぜ『女子2割』の壁を超えられない」(https://dot.asahi.com/dot/2022042800013.html?page=1)などと興味本位な見出しを立て、「男性中心の東大が社会の偏りを生む」などと、読者が溜飲を下げそうな記事を出稿しています。 しかし、当事者の観点から言わせてもらえれば冗談ではないとい