私が「池袋建築巡礼」というシリーズを始めた理由の一つに、この建築をちゃんと見てみたいということがあった。ようやくそれが実現した。想像以上の建築だった。アントニン・レーモンド(1888〜1976年)の設計で1956年に完成した「カトリック豊島教会」の聖堂である。 場所は池袋駅西口から徒歩20分ほどの山手通り沿いだ(徒歩での最寄駅は西武池袋線の椎名町駅か東京メトロ有楽町線の要町駅)。私はこの建物の前を車で数百回通っており、ずっと気になっていた。だが、敷地内に入ったことはなかった。 2020年4月にBUNGA NETを立ち上げ、同時に「池袋建築巡礼」をスタートさせた。すぐにここの取材アポを取ろうと思
鮮やかな光の帯が差す聖堂、なぜか作品集にはないのに想像以上の美しさ!
池袋建築巡礼11(レーモンド設計カトリック豊島教会)
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