2021年10月の岸田文雄内閣発足から、すでに1年が経過しました。低支持率に苦しんだ前の菅義偉内閣と比べると、岸田内閣はこの7月までは、非常に支持率が高い状態が続きました。しかし、岸田内閣が具体的に何をやってきたかと聞かれても、答えに窮するというのが実際のところではないでしょうか。 菅内閣では、河野太郎さんをワクチン担当大臣に据え、当時としては大胆かつ画期的なワクチン接種1日100万回という施策、あるいは携帯電話料金の引き下げ、少子化対策の一環としての不妊治療の保険適用、 デジタル庁の創設など、続けざまに具体的な政策を進めていました。それにも関わらず、支持率は低迷、菅首相は自民党総裁選への再出