10月6日、国際連合人権理事会において、米、英、カナダなどの西側諸国が、新疆ウイグル自治区(以下「新疆ウイグル」)におけるウイグル人の人権状況に関し討論を行う議案を提出したが、反対19票、賛成17票、棄権11票で否決された。 その内、棄権票を投じたイスラム諸国はマレーシア、リビア、ガンビアであり、反対票を投じたのはパキスタン、インドネシア、アラブ首長国連邦、カタール、スーダン、セネガルだった。同じイスラム教を信仰するウイグル人の人権問題について、討論を支持するイスラム諸国は1つもなかった。 しかし、討論しないからといって、問題が存在しないわけではない。新疆ウイグルを巡る問題は一般的に知られてい
歴史、宗教、経済が複雑に混在、少数民族の一人が読み解いた新疆ウイグル問題
抑圧を生む不公平な漢族社会、「21世紀国家」になれない中国
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