東北電力・東新潟火力発電所は設備容量486万キロワットと大きい。火力発電所としては日本3位の大きさだ。東北電力1669万キロワットの約3割を占める。発電する電力量でもやはり東北電力の約3割を占める、まさに基幹電源である。 何度かの増設によってここまで増強された。中でも3号系列は国内初の事業用大容量コンバインドサイクル発電である。コンバインド(複合)とは、2回発電するという意味で、航空機のジェットエンジンに似たガスタービンで発電したのち、その約600度の排熱を利用したボイラーで蒸気を発生させ、蒸気タービンでも発電する。4号系列ではさらにその効率を高めた。 新潟の中心部から20キロメートル離れた場