前回の記事(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/71918)では、「脱炭素」技術の開発を促すため政府が計画する「GX経済移行債」(通称、環境債。GXとはグリーントランスフォーメーションの意)を発行したところで、世界の「CO2ゼロ」というシナリオがまったく非現実的なものであるゆえ、無駄に終わるであろうと述べた。 本来、日本では赤字国債の発行は禁止されている。同じ国債を発行するにしても、例えば建設国債であれば、建設することで「経済成長によって国民全体に利益がもたらされ、税収も増えるから、やがて税金で償還することで辻褄が合う」という前提があるからこそ発行される
政府が目論む「環境債」の憂鬱、これではイノベーションなど望めない(下)
国債を発行するなら、「日本製造債」としてモノづくりを復活させよ
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