筆者は、2014年に生起したウクライナでの親ロシア派騒乱は典型的な間接侵略の事例であると見ている。 ロシアは、クリミア州、ドネツク州およびルハンスク州の親ロシア派に対して、教唆・扇動するとともに軍事的支援を与え、反乱を起こさせた。 結果、クリミアはロシアに併合され、ドンバス地方の親ロシア派勢力は「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の建国を宣言するに至った。 そして、2022年2月24日、ロシアはウクライナに直接侵略したのである。 このロシアのウクライナ侵攻は、どの国でも間接侵略あるいは直接侵略される可能性があることを気づかせてくれた。 ところで、自衛隊法第3条(自衛隊の任務)から直
自衛隊法から消えた間接侵略、その問題点と解決策
間接侵略の成功から始まったウクライナ直接侵略
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