故安倍晋三元首相の引退後の夢は映画監督だった。「自分で撮るとしたらヤクザ映画ですかね。『仁義なき戦い』をさらにドキュメンタリータッチにして、それと『ゴッドファーザー』を足して2で割ったものとかね」と、文化放送のラジオトーク番組で映画監督への憧れを具体的に語ったことがある。 自民党のインターネット番組で、第2の人生を「任侠映画のプロデューサー」と明かしたこともあった。 結局、その夢は山上徹也という身勝手な暗殺者によって奪われてしまったのだが──。安倍元首相がメガホンを取った映画、見てみたかった。 実現するかどうかは今のところ定かではないが、昭恵夫人が監督となって夫の壮絶な半生を映画化しようという