昨年7月にも福岡県の保育園で9歳の男児が送迎バスに9時間も置き去りにされ、熱中症で死亡した。それを受けて国は翌8月に、運転手1人のほかに子どもに注意を払う職員の同乗や、乗降時の人数確認、職員間の情報共有を徹底するよう、自治体に通知していた。 報道によると今回、複数の要因・ミスが重なった。 国からの通知があったのに、なぜ事故を防げなかったのか不思議でならないと誰もが思うことだろう。 驚くべきことに送迎バスに限らず、公園などに散歩に連れて行った際、その場に園児を放置したことに気づかず職員が園に戻る事案が2021年度に都内だけでも80件があったという(9月7日付の東京新聞社説などによる)。これは報告