まさに青息吐息の勝利だった。巨人は敵地・神宮球場で7月18日、セ・リーグ首位の東京ヤクルトスワローズを相手に10―8と逆転勝利し、連敗を5で止めた。先発マウンドに立ったエースの菅野智之投手が初回から満塁弾を浴びるなど7回途中4被弾7失点。それでも両軍7本塁打が飛び交う乱打戦の末、最後は丸佳浩外野手が9回に勝ち越しの19号2ランを放って試合を決めた。 同18日のゲーム終了時点でセ・リーグの2位から5位までの差は僅か1.5ゲーム。空前絶後の“乱セ”の中で巨人は4位に浮上したものの勝率5割を切ったままであることに変わりはない。 しかもこの日、エースが初回からグランドスラムを叩き込まれたことでチームは