企業の複雑な業務をデジタル化するサービスが増えてきた。たとえば法人税の申告といった税金関連も、電子申告(イータックス)の普及とともに電子化が進んでいる。では、そんな時代に価値を持つ「税理士」とはどんな人物か。こういったテーマに向き合い、未来の税理士を育てているのが、国士舘大学大学院 法学研究科 法学専攻の斉木秀憲教授だ。 斉木氏は、税金関連の法律を専門としており、彼のもとで学ぶ大学院生のほとんどは税理士志望だ。 そんな彼のキャリアを振り返ると、大学に来る前は、国税庁の税務大学校で教授を務めた。具体的には、職員の研修を担当。そこから大学へ移り、税理士の育成へと役目を移している。なぜこういったキャ