日本の観光地が徐々に賑わいを取り戻しつつあるが、各地の観光商店街では「どこかで見たことのある店」が増えた。今、全国的に進んでいるのが、チェーン展開する店舗やホテルの増加による“観光商店街の均質化”だ。ポストコロナの観光地は、似たような街並みだらけになりそうな気配だ。 個性ある観光商店街は日本の重要な観光資源の1つだ。たとえば東京・浅草は浅草寺を中心に1200を超える店舗が日本屈指の観光地を形成している。コロナ禍前は多くの外国人観光客が押し寄せ、活況を呈していた。 ふと気がつけば、浅草のまちも大きく変化していた。インバウンド需要も後押しし、浅草寺周辺には多くのホテルが建設され、インスタ映えする食