中国・北京市の書記、蔡奇が6月25日に行われた北京市党代表大会の政治報告で、「今後5年、北京はたゆまず感染コントロールの常態化(ノーマル化)をしっかり行ってゆく」と発言した。だが、蔡奇の「今後5年」発言はネット上でさんざん叩かれ、途中で中国メディアが「今後5年」という言葉を削除する展開になった。 蔡奇の「今後5年」発言の意図はなんだったのか。そして、市民やネットユーザーたちはなぜ「今後5年」にブチ切れたのか。 北京の状況については、女優の郝蕾がSNS「微信(WeChat)」のグループチャットでこんなことをつぶやいていた。「(自分の住む)マンションの下の大排当(露天のフードコート)で食事をしてい