危機に直面するたびにオーナーを中心に結束して猛烈経営で乗り切ってきたサムスンだが、世界経済が激変期を迎えている今回はどう動くのか? 李在鎔(イ・ジェヨン=1968年生)サムスン電子副会長が欧州から帰国した2日後に、急遽、社長団会議を開き、事実上の非常経営体制に突入した。 2022年6月20日、韓宗熙(ハン・ジョンヒ=1962年生)副会長、慶桂顯(キョン・ゲヨン=1963年生)社長のほか、サムスンSDI、サムスンSDS、サムスン電機、サムスンディスプレーの社長など、サムスングループの「電子関連グループ企業」の社長25人がソウル郊外の龍仁(ヨンイン)にあるグループ研修所「サムスン人力開発院」に集ま