ジョー・バイデン米大統領は就任後初めて日韓両国を訪問し、中国が三大核心利益と定義してきた台湾(主権)、クアッド(安全)、「アジア太平洋経済枠組み(IPEF)」(発展利益)のすべてで中国の神経を逆なでした。 習近平国家主席がこれにどう反撃するか。 6月10日前後に予定されているバイデン氏と習近平氏との2カ月ぶりの電話会談が注目される。(ジェイク・サリバン米大統領国家安全保障担当補佐官は、日韓歴訪に先立ち、米中首脳の電話会談について「数週間以内に行われたとしても驚かない」と示唆していた) むろん、中国はバイデン氏の日韓歴訪前から連日強く激しい対米批判を続けてきた。 中国の王毅外相は5月18日、23