都を追い落とされた平家は、西国で勢力を盛り返して摂津の福原まで戻ってきました。福原は、かつて清盛が都を移そうとした港湾都市です。そして、福原を中心として東は生田の森、西は一ノ谷に厳重な防禦陣地を構えて、鎌倉軍の攻撃に備えました。