ウクライナからの避難民を受け入れる具体的な対応を日本政府が決めたのは、4月1日のことだった。これに合わせるように林芳正外相が同日、避難民の受け入れの協議のため、ポーランドに向けて出発。訪問先で林外相はウクライナのクレバ外相と会談。ワルシャワ市内の避難施設を訪問して、避難民の状況や支援ニーズなどを把握したのち、5日に希望する20人のウクライナ避難民と政府専用機で帰国している。ロシアがウクライナに侵攻してから1カ月以上が過ぎての日本のこの対応は遅すぎるのではないか。そう言われても、致し方ないはずだ。