明治以来の親独的伝統を持つ日本陸軍は、ドイツとの同盟に期待をかけ、彼らの動向を探るには絶好の人材として、大島を選んだ。1934年3月、大島浩は、駐独大使館付陸軍武官の辞令を受けたのである。