日本は2030年度まで温室効果ガスを2013年比で46%減らすという。相当に高いハードルだ。CO2を出さない原子力発電は、東日本大震災以降、大半の発電所が停止状態にあるか廃炉が決定している状態だ。かといって太陽光発電や風力発電の発電量はまだ十分ではない。日本のエネルギーはどうなるのか。筆者は東日本大震災直後から、全国の原子力施設やメガソーラー発電施設を抱える地域を見て歩いた。まずはそこで見えてきた現実から考えてみたい。