8月22日に投開票が行われた横浜市長選で、菅義偉首相が支援する小此木八郎・前国家公安委員長が、立憲民主党推薦で元横浜市立大教授の山中竹春氏に敗れた。午後8時に山中氏に「当確」が出るという一方的な結果は、小此木氏にとって大きな挫折となるが、地元・横浜の市長選挙で勝てなかった菅首相にとっても衝撃だ。なにしろ、菅首相には自らの政治生命がかかった決戦が目前に迫っている。自民党総裁選と衆議院選挙だ。「どのタイミングで首相は勝負を仕掛けるか」が注目されてきたが、今回の市長選で肝心の首相の足元が盤石とは言い難いことが露わになった。この状況下で、菅首相はこの秋の政局をどう乗り切るつもりなのか。
「不人気」菅首相、解散なしで総選挙へ、政権は辛くも継続が濃厚
「9・29総裁選、10・17衆院選」を前提に動き始めた永田町
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