夏の甲子園がコロナ禍で大激震に見舞われている。第103回全国高等学校野球選手権の大会本部は出場校の宮崎商(宮崎)と東北学院(宮城)がチーム内での新型コロナウイルス感染が判明したことを受け、出場を辞退したと発表。両校ともに不戦敗扱いとされ、大会期間中の辞退は史上初めてのケースとなったことから衝撃が広がっている。両校の球児たちの無念を考えると胸が詰まる思いだ。しかし、その一方で両校の「辞退」については釈然としない点がいくつかある。