今年4月、インドネシア海軍の潜水艦「ナンガラ」がバリ島沖で沈没し、乗員53名全員が死亡した。悲劇の背景にある“水面下の軍拡競争”と、この事故で浮き彫りになった日本の安全保障戦略上の課題について、自身も潜水艦乗りだった元海将が解説する。