6月1日にうつ病であることを告白する前まで、四大大会の主催者やメディアは大坂選手を我儘な選手だとして批判をしていたことは間違いない。しかし、うつ病を知って大きく態度が変わったことは先に述べた通りだ。だが、本質的な話をすれば、スポーツビジネスの肥大化と、それに伴う責任の増大がアスリートの心をむしばんでいるということが見て取れる。