――2025年のありたい姿として「食を通じて社会課題の解決に取り組み、持続的に成長できる強い企業」を掲げています。どのような経緯でこの目標を決めたのでしょうか。 この考え方を最初に打ち出したのは、私の前任の寺田直行取締役会長です。寺田は2014年に社長に就任して、2015年に次の3カ年計画を策定する際にこの方針を打ち出しました。私も執行役員としてビジョンの策定に参加していました。 当時の当社の業績は非常に低迷しており、売り上げが伸びず減益が続いている状況でした。立て直し策を考えていく中で実感したのは、カゴメは「変化に疎い会社」ということです。利益志向も弱く、目標達成のためのコミットメントも弱い。
危機の時こそ、初心に返る「カゴメ2025年への挑戦」
ウイズコロナ時代-経営者の覚悟③
2021.3.3(水)
JBpress
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