ルターの「95カ条の論題」によって宗教改革がはじまると、カトリック側ではその動きに対抗するための「対抗宗教改革」が始まります。その中核になったのが、イエズス会でした。もともと軍人だったイグナティウス・ロヨラや、日本でも有名なフランシスコ・サビエルらによって設立された修道会です。イエズス会は設立してローマ教皇に承認されると、すぐさま世界各地で宣教活動を展開します。なぜイエズス会は非常に早く世界的機関として発展することができたのでしょうか。