超自然的な作用を起す方術には、その下位分類として妖術と邪術がある。妖術は、他人を妬んだり、恨んだりすることで神秘的な働きにより、他人に災いをもたらす力の作用がある。他人に恨みをもつ人は、その己の心の内を自覚する。だが、その力で恨みの対象者が攻撃され、禍に遭うかどうかは知り得ない。そうした非意図的な力の働きを妖術という。