61年前の昭和34年は、伊勢湾台風をはじめとする大型台風が相次いで日本列島を襲った年だった。山梨県も大きな被害を受け、特に畜産業が壊滅的ダメージを受けた。この復興を支援しようと立ち上がったのがアメリカ・アイオワ州だった――。日本の養豚業の礎となったこの「秘話」の裏側には、将来、日本の食料事情を一変させることになるアメリカ側の野望が潜んでいた。
61年前の伊勢湾台風が激変させた日本の食料事情
被災酪農家に贈られた「35頭の豚」に隠されていた意図
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