思い起こせば、75年前の8月は日本民族が有史以来、蒙古襲来時と共に、存亡の瀬戸際に立たされた極限状態であった。よくもその日を乗り切って生き延びることができたと空恐ろしい気がするのは私ばかりではあるまい。また、戦後75年を迎えて、中国の習近平国家主席を国賓として迎えなくてすんだことも天祐ではないかと思う。