インドネシアでコロナの猛威が収まらない。感染者数は8万人、死者数は4000人を超えて。いずれもASEAN域内で最悪の数字。しかし政府は効果的な感染症対策を打ち出せていない。そうした中、インドネシア国民の間で、科学的根拠が不明なウイルス撃退法ががぜん注目を浴びている。中には閣僚が大々的に推奨するものもあり、政権の混乱ぶりと焦りを象徴している。