ドナルド・トランプ米大統領は先頃、ドイツ駐留米軍を大幅に縮小する意向を明らかにした。米独間の不仲説を裏づける、象徴的な出来事だ。ドイツは、NATO(北大西洋条約機構)加盟国に課されている国民総生産(GDP)2%の国防支出目標の達成を遅らせている。そればかりかロシア産の原油輸入の拡大を目指している。