動物や植物など生物の設計図とも言えるゲノムを書き換える「ゲノム編集」が注目されている。農産物や畜産物などの品種改良に加え、人間の遺伝子の異常で発症する難病を治療する「ゲノム医療」が可能になると期待されている。 東京大学 大学院理学系研究科 生物科学専攻 教授の濡木理氏は、X線やクライオ電顕によるタンパク質や核酸の立体構造解析において世界をリードする存在だ。2012年には、立体構造解析がきわめて難しい膜タンパク質「チャネルロドプシン 」の解析に成功、同論文はネイチャー誌の表紙に採用された。2014年にはさらに、ゲノム医療への応用が期待される「CRISPR-Cas9(クリスパー・キャスナイン)」の
「切らない」ゲノム編集をはじめ、「日本発」の応用技術開発に挑む
2020.5.13(水)
JBpress
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