そこに描かれている恐竜の姿に圧倒されつつ、胸をワクワクさせてページを繰った子どもの頃。そのワクワク感を思い起こさせてくれるような快著である。2010年代に描かれる恐竜は、かつてわたしたちが見聞きした恐竜とはまるで異なっている。