「啓蒙専制君主」として知られるプロイセンのフリードリヒ大王。芸術や文学をこよなく愛する文化人でありながら、強大な軍隊を率い、プロイセンをヨーロッパの列強の一角に押し上げた。しかし、その大王もヨーロッパの覇権を握るまでには至らなかった。彼には何が足りなかったのか。