日本人の対露観は日露戦争を境に大きく変化しました。一言で申せば、日露戦争前までは「恐露」、日露戦争後は「蔑露」、戦後は「反露」と大別できます。家庭の常備薬「正露丸」は、日露戦争当時は「征露丸」。「勝鬨橋」は日露戦争に勝利して名づけられました。