経営不振と言われつづけたJAL(日本航空)が自力での飛行をあきらめ、会社更生法の適用を申請したのは2010年1月19日午後5時のことだった。そうなってしまった大きな責任は、当然、JAL自身にある。その一方で、日本的経営の大きな柱となってきた「メーンバンクシステム」が大きく揺らいでいることを見せつけたのがJALの「経営破綻」でもあった。