丘の上に立って唖然とした。その「家」は、土台がなかった。ざっくりと根こそぎ津波でさらわれ、どこかから運ばれてきたのだ。家は丘の端の崖っぷちで、木立に引っかかって止まっていた。
別世界のことに思えた「復興」という言葉
原発災害で時が止まった街へ(後編)
2012.5.17(木)
烏賀陽 弘道
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