政経塾が誕生して14年後、塾出身者は新党ブームというチャンスを掴んだ。それからさらに20年近くを経て、同塾出身の首相も誕生した。しかし今、国民の間には深い幻滅があるだけだ。そろそろ私たちは松下政経塾からも、そして幸之助が抱いたような「維新幻想」からも卒業する時にきている。