「すべての食品について徹底的に検査して国が安全を保証する」ことは理想かもしれない。しかし、現実的には検査キャパシティは限られており、肉牛の検査頭数を増やせば、それだけ他の食品の検査件数を減らさざるを得なくなる。なにか1つを重視すれば、その分、他が疎かにならざるをえない、トレードオフの関係が、今回の全頭検査でも重くのしかかっている。
放射線セシウム汚染牛「全頭検査」の限界
やめるにやめられない自治体の本音とは
2011.10.7(金)
白田 茜
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