「そろそろ朝食かという時、『先生、怪しい卵が見つかりました』と呼びにきてくれた人がいました。北里大学から参加していた講師の吉永龍起さんです。それを聞いて、ただちに研究室に降りていって、その採れた3粒の卵を顕微鏡写真で撮影し、船内のリアルタイムPCRという装置で遺伝子解析しました」