1票の格差とは、議員1人あたりの有権者数が選挙区ごとに大きく違うことにより、選挙区によって1票の価値に大きな差が生じる問題のことです。 議員1人あたりの有権者が選挙区内に多ければ多いほど、当選に必要な得票数のラインは上昇し、1票の投票価値は相対的に低くなります。主には大都市部でこの事態が生じます。逆に、地方や過疎地など有権者数が少ない選挙区では、候補者は少ない得票数で当選が可能になります。最多の選挙区と最少の選挙区の差が何倍になるのかを示した数字が1票の格差です。 憲法第14条は「法の下の平等」を掲げていますが、民主主義の根幹である選挙においては都市部と郡部で、すなわち住む場所によって1票の価