この4月、神戸市で開催された第67回日本形成外科学会で、韓国ソウル大学の主任教授、張学氏が講演し、「5月の国際学会はキャンセルせざるを得なかった。秋の国際学会はなんとか開催を目指す」と述べ、その苦境を吐露していた。 学会が開けないのは、今、韓国で社会問題化している研修医のストライキにより、ベテランの医師が現場を離れられないからだ。 この問題を細かく見ていくと、日本の医療界とも共通した問題があると気づく。韓国を映し鏡として、そうした日本の医療の未来も考える。 私はヒフコNEWSという美容医療について中立的なスタンスで扱っているウェブ媒体の編集長として取材を続けている。その中で、美容医療が活況を呈