せっかく老後資金を蓄えてきたのに、「いざ」というときに使えない──。そんな信じられないようなケースを見聞きすることが増えてきました。 病気や認知症で金融機関に足を運べなくなった親の代わりに、子どもが出向いて手続きをすることは誰しも考えると思います。10年以上前なら、子どもが親の通帳と印鑑を持って銀行へ行っても、本人の代わりに預金を引き出すことは可能なこともあったようです。必ずしも本人が手続きに出向く必要はなかったのです。 しかし近年は、ことあるごとに本人確認が求められるようになっています。金融機関などで本人確認資料の提示が必要となり、本人との面会が必須となるケースも増えています。親が認知症にな
認知症になった親の財産が凍結されたらどうする?
【死に方のダンドリ(3)】「最後の砦」と呼ばれる成年後見制度の普及が進まない理由
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