2月22日、デンマークのノボ・ノルディスクが開発した肥満症治療薬セマグルチド(商品名「ウゴービ」)が、我が国でも処方できるようになった。毎週1回皮下注射で投与される。本稿ではウゴービについて解説したい。 まずは対象だ。ボディ・マス・インデックス(BMI)という肥満の指数が27以上(身長170センチで78キロ)で、高血圧、高脂血症、糖尿病のうち2つ以上を合併しているか、あるいは、BMIが35以上(身長170センチで101キロ)で高血圧、高脂血症、糖尿病のいずれかを合併している患者である。十分な食事療法、運動療法を行っても減量できなかった人に限られる。 ウゴービの減量効果は顕著だ。2021年3月に
肥満症治療薬「ウゴービ」ついに日本でも発売、その「効果と注意点」
だが「そもそも日本で手に入るのか」という懸念も
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