3月15~17日の日程で行われるロシア大統領選は、ウラジーミル・プーチン大統領が圧勝で5選を決める無風選挙となりそうだ。唯一、ウクライナ侵略戦争反対を唱えたボリス・ナデジディン氏は、推薦人名簿の不備で出馬を認められなかった。4候補による選挙はプーチン氏の当選を追認する「儀式」となり、国民の関心も低下している。 エリートの間では、大統領選よりもその後に予定される内閣改造に関心が強いようだ。大統領は5月の就任式後、首相を指名して組閣を行う。閣僚ポストは利権と直結するだけに、誰が新閣僚になるのか、エリートは無関心でいられない。 ロシアでは、政権エリート二世が政界に進出する動きもみられる。プーチン政権
ロシア大統領選の陰で進む政権エリートの世襲 プーチン大統領の長女がメディアに登場、要職就任の前触れとの見方も
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