杉並区の審議会で異変が起きた。 1月16日、議題は小池百合子知事都政が進める「東京都市計画河川第8号善福寺川」の変更案。東京都に出す地元区としての意見をまとめるために開かれた都市計画審議会(都計審)で、出席委員の3分の1が都の提案に反対したのだ。 賛否がここまで分かれることは「都計審史上、なかなか例がない」と感想を述べたのは、傍聴に訪れていた原田あきら都議会議員だ。「変更案に賛成した委員からも『丁寧な説明を』という声が出た。特に、知事与党の『都民ファーストの会』の区議が、地元住民の声を聞いて、ロケット公園の代替について発言したのは重大で、都が都市計画決定したとしても、詳細設計は大きく変わる余地