(川島 博之:ベトナム・ビングループ、Martial Research & Management 主席経済顧問) 12月12日から13日にかけて習近平がベトナムの首都ハノイを訪問した。国賓として妻の彭麗媛を伴った訪問であり、序列第5位の政治局員の蔡奇、共産党中央外事工作委員会弁公室主任と外相を兼務する王毅も同行している。 ただ、その目的は明確ではない。テレビ番組のフレーズではないが「ユーは何しにベトナムへ?」、そんな感じなのだ。 表向きの目的はベトナムの最高指導者であるグエン・フー・チョン書記長と会談して、両国が「運命共同体」であることを強調するためとされる。しかし、そんなことを強調して何になる
ユーは何しにベトナムへ?ハノイで笑顔振りまく習近平から滲み出る焦りの正体
したたかな小国の指導者に振り回される大国の指導者
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