2023年9月、高校と大学との関係でエポックメイキングなできごとが2つあった。1つは上智大学が全国40校あまりの高校と一気に連携協定を結んだこと。もう1つは立教大学が系属校である香蘭女学校からの進学推薦枠を97人から一挙に160人に拡大したことだ。なぜ今こうした変化が起きているのだろうか──。安田教育研究所代表の安田理氏がレポートする。 上智大学では長年、カトリック高等学校対象特別入学試験(通称「カト推」)という形の入試を実施している。日本カトリック学校連合会に加盟する高校に在籍する現役生のみが出願できるものだ。 2020年度までは学校の推薦が必要な指定校推薦に近い形で行われていたが、2021
上智、立教大学レベルでも急ぐ高校とのパイプ拡充、その背景にある「危機感」
結びつきが強い系列校化ではなく、協定締結の「高大連携」が広がっている理由
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