《関連写真を見る》 上海で静養中、突然心臓発作によって急死した中国の前首相・李克強の遺体は2日、慌ただしく火葬された。火葬前、八宝山の葬儀室で遺体告別が行われ、習近平を含む政治局常務委員たちが出席した。党と国家機関、省・自治区・直轄市政府機関、在外公館などは半旗をかかげ哀悼の意を示した。 八宝山周辺や天安門広場周辺は地下鉄を含めた交通規制など厳しい厳戒態勢が敷かれていたが、少なからぬ人々が李克強の遺体を載せた車列を神妙に見送っていた。一方、北京在住の独立派ジャーナリスト・高瑜ら反体制派は八宝山に近づけないよう監視下に置かれていた。 党や国家としての葬儀委員会は組織されず、公開の追悼式も行われなか