10月8日、ドイツでは、中部ヘッセン州と南部バイエルン州で州議会選挙が行われた。結果は、ショルツ政権で連立を組む与党3党の惨敗となった。 いずれも中道右派の野党CDU/CSUが勝利し、移民排斥をうたう極右政党「AfD(ドイツのための選択肢)」も勢力を拡大した。今回の2州を嚆矢として、これから2年間、各州で議会選挙が行われるが、2025年の連邦議会選挙の前哨戦として、その結果は大きな意味を持つ。 投票結果は、ヘッセン州では、ショルツ首相が率いるSPD(社会民主党)の得票率15.1%で、前回に比べ4.7%減っている。連立与党の「緑の党」も14.8%で前回より5.0ポイント減少した。同じく連立与党の
【舛添直言】独ショルツ政権が苦境に、原因はウクライナ戦争と移民問題
州議会選で国政の連立与党が惨敗、「移民排斥」主張する極右政党が躍進
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